「二輪草」のプロフィール

現在、管理人は自然豊かな日本の田舎で気ままに暮らしていますが、国際結婚していた為スリランカにも居を構えています。

10年程前に隠居生活に入ってからは、2つの家の間を行ったり来たりの生活を送っています。

隠居前は、臨床心理士の資格でスクールカウンセラー等を生業としていました。仕事内容自体は大好きでしたが、60歳を目前にして妻と母が、そして間をあけずして父がと立て続けに他界してしまいました。

おひとり様となった折、心に空いた大きな空虚感と不思議な解放感から一大決心が生じました。

残りの人生は若かりし頃より一番の関心事であった『仏陀のダンマ』探求だけに余生を捧げてみようと。

高校生の頃にスピリチュアル、仏教に目覚めて以来いろいろなスピリチュアルな教え、仏教の教えに触れ、ハマってきました。

その辺はおいおいブログで書くこととし、結論から言うと、未だに解脱にも悟りにも至ってはいない修行途上のダンマ探求者です。

今までの修行遍歴はまさに山あり谷ありで挫折も何度か経験してきましたが、仏陀のダンマと真摯に向き合おうとする姿勢と意欲だけは未だ健在です。

このHPを始めるに至った目的を述べたいと思いますが、その前に伏線をひとつ。

消去法という言葉があります。ウィキペディアには、消去法とは、様々な選択肢がある場合に、誤りや、あり得ないものを消去していき、最終的に残った選択肢を選ぶ方法、とあります。

管理人は、修行遍歴の中で少なからずの挫折体験をした旨を述べましたが、それは必ずしも無駄ではありませんでした。

少々強がりも含まれているかも知れませんが、苦い挫折経験の度に特定の宗派や宗教団体、そして宗教指導者を絶対視したり神格化することの愚かさを悟り、その結果として仏陀本来の教えの真髄へと導かれて来たように思います。冒頭に消去法を引き合いに出した由縁です。

また、苦い挫折経験は、指導者や教義への盲信でいつの間にか肥大化してしまっていたエゴへの気づきにつながる貴重なきっかけにもなりました。

仏陀の教えは自分自身を何かと自己同一化させたり、己のエゴを肥大化させ優越感に埋没したり、ただただ確認もせずにありがたそうな教義を盲信したりするものではないと思っています。

ただ、誰でも仏陀の教えの核心近くに至るまでは、紆余曲折の、その都度その都度の挫折による学びも必要なのかもしれません。それはあながち避けては通れないプロセスなのかもしれません。

このHPには、管理人がこの10年程の修行遍歴の中で頂いた貴重な仏縁の中から仏陀の教えの真髄に至るために役立ちそうな文献の翻訳、法話等を順次掲載していきたいと考えています。

また現在アジア各地で活躍されている上座部仏教やチベット仏教の信頼に足る指導者も紹介できればとも考えています。この仮想空間が、真摯なダンマ探求者にとって、ダンマシェアリングを通じての安らぎの場でありたいと願っています。

ここでは上座部仏教、大乗仏教、チベット仏教等のカテゴリーの違いは敢えて問題とは致しません。また、特定の著者や仏教指導者だけに焦点を当てることもしない予定です。

なぜなら、ダンマ探求者にとって役に立つ仏陀の教えは、その人のダンマに向かう熱量やその人の資質、機根、功徳、過去生等の変数によって千差万別であると管理人は考えているからです。

そのような理由から、ここに掲載されたダンマに関する翻訳、法話等の中から、その都度のご自身の心理状況、修行深度に最適なものがあれば、更なる成長のために役立てて頂きたいと思っています。但し、それはあくまでも自己責任においてです。

それだけが管理人の意図するところであり、喜びでもあります。

最後にお断り致しますが、管理人自身には、ダンマに関する質問、討論には答える十分な学識も資質も無く、またその気持ちもない旨をご理解の程宜しくお願い致します。

管理人は、真摯な仏教探求者がここに掲載された翻訳、法話等を単に盲信されるのではなく、まずはご自身で咀嚼され、ご自身の瞑想体験等を通して確かめられた後、確証を得られればその教えをご自身の解脱、悟りに至るための筏(道具)として活用することが大切だと考えています。

そうすることによって、管理人のように時間を弄することなく、円満スピーディに仏陀の教えの真髄に近づいて頂ければと願うばかりです。

また、このHPが真の仏教法門拡大のささやかな一助となればとも願っています。

尚、このHP はブッダのダンマでつながった法友とタッグを組みそれぞれの得意分野を活かし共同運営されています。まだまだ生まれたばかりで未熟な点も多々あり、ご不便をお掛けしてしまうかもしれませんが、その折は寛大な心でお許し頂き末永く応援して頂きたいと思っております。

今後、ことに触れ、気ままにその都度の管理人のブログも上げられればとも考えています。

※ここに掲載している翻訳、法話等の著作物は、すべて許可を得て掲載しています。個人的な範囲での活用は自由ですが、商業目的の利用はお断りしています。ご理解の程宜しくお願い致します。

2023年1月28日